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レジ事業と宿泊事業で増収増益/コスモスI 25年3月期

 (株)コスモスイニシアは12日、2025年3月期決算(連結)を発表した。

 当期(24年4月1日~25年3月31日)は、売上高1,295億2,800万円(前期比4.0%増)、営業利益94億5,200万円(同27.3%増)、経常利益79億4,300万円(同18.9%増)、当期純利益53億2,300万円(同24.4%増)。

 レジデンシャル事業は、新築マンションの戸当たり販売価格上昇により増収。また、豪州での分譲住宅開発プロジェクトにおいて棚卸資産評価額を計上した結果、売上高は484億9,800万円(同11.5%増)、セグメント利益は13億1,700万円(同113.3%増)となった。新築マンションの引渡戸数は486戸(同10戸増)、リノベーションマンションの引渡戸数は297戸(同70戸減)。新築マンション完成在庫は228戸(同27戸減)と減少した。

 ソリューション事業は、収益不動産販売の引渡棟数が14棟と、前期より6棟減少したものの、売上総利益率が16.5%(同5.6ポイント上昇)と改善したことで減収増益となり、売上高479億1,200万円(同2.1%減)、セグメント利益43億3,700万円(同67.0%増)だった。

 宿泊事業は、訪日外国人旅行者数の増加を背景に、平均客室単価が上昇。売上高236億8,600万円(同5.9%増)、セグメント利益67億7,400万円(同8.1%増)を計上した。

 次期(26年3月期)は売上高1,520億円、営業利益110億円、経常利益96億円、当期純利益65億円を見込む。


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