不動産ニュースと不動産業務のためのサポートサイト

管理適正評価、25年度末で登録1万5,000件に

 (一社)マンション管理業協会は15日、記者懇談会を開催。「マンション管理適正評価制度の最新動向」について説明した。

 同制度は、分譲マンションの管理状況(管理体制、建築・設備、管理組合収支、耐震診断、生活関連)について、専門家が30項目をチェック。★の6段階で表すことにより、マンションの管理状況を可視化するもの。

 3月末時点での登録件数は8,250件。前年よりも約1,542件増加と着実に登録件数を増やしているが、目標としていた「登録1万件」には及ばなかった。

 これに対し、同協会理事長の高松 茂氏は「正・副理事の管理会社は、管理組合の10%登録を達成しており、一定の評価を得たと認識している。現在、登録数が伸びない管理会社に対しヒアリングを行なっている。その理由を把握・解決に導き、数字を伸ばしていきたい」と話した。

 また、2025年度の目標値については「年度末までに1万5,000件の登録を目指す」と言及。現時点で11社が管理組合の15%を、19社が10%以上を達成しており、30%以上を達成している管理会社もあるという。


最新刊のお知らせ

2025年6月号

本業に意外な効果!?不動産事業者のサイドビジネス ご購読はこちら