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首都圏既存マンション価格、9ヵ月連続の上昇

 (株)東京カンテイは22日、2025年4月の三大都市圏中古(既存)マンション70平方メートル換算価格の推移を発表した。

 首都圏は5,535万円(前月比2.3%上昇)、9ヵ月連続で上昇した。都県別では東京都が8,309万円(同2.6%上昇)と12ヵ月連続の上昇。神奈川県は3,883万円(同1.1%上昇)、埼玉県は2,960万円(同0.1%上昇)、千葉県は2,770万円(同0.6%上昇)。3か月連続で1都3県すべてが上昇した。

 近畿圏は主要エリアの上昇がけん引し、3,100万円(同4.1%上昇)と3ヵ月連続で上昇した。大阪府は3,513万円(同4.7%上昇)と5ヵ月連続で上昇。兵庫県は2,499万円(同2.7%上昇)と4ヵ月ぶりに上昇した。

 中部圏は2,308万円(同0.1%上昇)、愛知県は2,444万円(同0.3%上昇)と、共に5ヵ月連続で上昇となった。

 主要エリアの動向を見ると、首都圏では東京23区が9,783万円(同3.0%上昇)と12ヵ月連続で上昇。都心6区は1億6,064万円(同2.9%上昇)と、27ヵ月連続で上昇している。城南・城西6区は8,359万円(同2.5%上昇)、城北・城東11区は6,348万円(同1.6%上昇)。都心部と周辺エリアとの上昇の格差は拡大し続けている。

 近畿圏は大阪市が4,819万円(同2.9%上昇)と5ヵ月連続で上昇。大阪市中心6区は7,530万円(同3.7%上昇)となった。

 名古屋市は2,884万円(同0.2%下落)と5ヵ月ぶりに下落。名古屋市中心3区も3,869万円(同0.8%下落)となった。


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