(公社)全日本不動産協会東京都本部、(公社)不動産保証協会東京都本部は23日、グランドアーク半蔵門(東京都千代田区)にて定時総会を開き、2024年度の事業活動および決算、25年度の事業活動計画および収支予算について報告した。
冒頭、両本部本部長で全日総本部理事長の中村裕昌氏が挨拶。「24年度は800名超の新規入会者を得ることができた。これは過去最高の数値であり、目標としている28年度の正会員1万3,000名に向けて、より一層の入会促進に努めていく」などと述べた。また、改選期に当たり役員改選を行ない、新理事の互選によって本部長候補者として現職の中村裕昌氏を再任した。6月の全日総会で正式決定する。中村氏は「全日は不動産業界最古の団体であり、全日東京も今年で設立72年になる。会員に『全日に入ってよかった』と思っていただける団体にしていきたい」と語った。
25年度の事業計画では、「会員支援」「組織強化」「社会貢献」を重点事業に位置付けた。会員支援では、会員向け物件情報サイト「ラビーネットBB」の普及啓発など会員のDXを支援。組織強化では、25年度の本店720社・支店120事業所の新規入会を目標に据えた。女性や若年経営者の独立開業支援に向け、業務支援や開業支援セミナーなどをさらに充実させていく。