住友林業(株)と東京建物(株)は23日、米国ノースカロライナ州で5階建て木造賃貸用集合住宅「5200 Hillsborough」(総戸数267戸)を共同で開発すると発表した。両社の協業は3件目。
開発主体は住友林業の100%子会社SFA MF Holdings、東京建物の100%子会社Tokyo Tatemono US Ltd. が組成したJVと米国の大手ディベロッパーFairfield Residential Holdings LLCが共同出資する特別目的会社(SPC)。
開発地は同州の州都ラリー市の、ノースカロライナ州立大学、デューク大学、ノースカロライナ大学チャペルヒル校の3つを結ぶ「リサーチトライアングル」の中心に位置する。首都ワシントンD.C.とアトランタを結ぶ州間高速道路に近接しているため、交通の利便性が高く、300社以上の企業が集積するなど、経済成長も期待できるエリア。
建物は木造5階建てで、2×4材の規格材を用いた木造枠組壁工法を採用し、脱炭素社会の実現に貢献する。
賃貸床面積は2万1,008平方メートル。6月に着工、27年1月に賃貸を開始し、同年7月に竣工する予定。