不動産ニュースと不動産業務のためのサポートサイト

竹芝地区で防災力・回遊性高める情報提供サービス展開

竹芝地区におけるリアルタイムデータを活用した取り組みのイメージ

 (一社)竹芝エリアマネジメント、東急不動産(株)、ソフトバンク(株)、TFHD digital(株)は26日、竹芝地区(東京都港区)において、リアルタイムデータを活用した防災力の強化や来街者の回遊性向上に向けた取り組みを展開すると発表した。

 エリアの防災力強化には、竹芝エリアマネジメントの公式LINEアカウントを活用。平常時には利用者が自ら取得できる方法で防災情報を提供し、災害時には災害種別に応じた注意喚起などを利用者に自動的に届ける方法で防災情報を提供できる仕組みや、発災時にエリア内の複数のサイネージを連携させて一時滞在施設の開設情報などを配信する仕組みを構築した。

 また、竹芝地区は三方を海に囲まれ、歩行者の流入動線が一方向に限られるという課題があることから、回遊性向上や再訪を促す取り組みを実施。リアルタイムデータを活用した電子クーポンの配信、大丸有地区など周辺地域のイベント情報などの竹芝公式LINEへの集約、宿泊施設やワークスペースなどの情報を確認できるデジタルマップの提供などを行なう。

 人流情報やイベント情報、電車運行情報など竹芝地区全体のデータを視覚的に把握しやすくなるように可視化するシステムも構築。まちの課題発見やイベントの効果測定、まちの魅力発信などに活用していく。


最新刊のお知らせ

2025年6月号

本業に意外な効果!?不動産事業者のサイドビジネス ご購読はこちら