東急(株)は26日、地域のファンをつくるためのWebプラットフォーム「ツクリテ」をリリースした。
イベント主催者が登録した地域イベントと、参加希望者、協力者をマッチングするサイト。地域住民らが地域のイベントに関わりたいと思っても、その情報を発見しづらく、参加のハードルも高い。一方で主催者は仲間集めに苦慮している現実がある。さらに自治体は、コミュニティの希薄化や新たな担い手の確保といった課題に直面している。
そこで、同社が生活者参加型の共助の仕組みとして同サービスを立ち上げた。
主催者はイベントやプロジェクト、活動記事、メンバー募集などを気軽に登録できる。参加希望者は記事を読み、タグなどを使い検索し、クリックすることで参加応募が可能。主催者・参加者同士のグループチャット機能や、主催者とのメッセージのやり取り機能なども装備している。
初弾として東京都世田谷区と契約を締結。6月11日開催予定の「国際遊びの日」や「せたがやふるさと区民まつり」などのイベント告知と運営サポートメンバー募集などを開始した。2026年3月末まで、同区内で実証実験を実施する。
同年4月以降は、東急線沿線や同社と縁のある全国の自治体での事業展開を目指す。