不動産ニュースと不動産業務のためのサポートサイト

東日本初、御殿場アウトレットに空飛ぶクルマの離着陸場

御殿場プレミアム・アウトレット バーティポート(写真提供:三菱地所(株))
バーティポートの利用イメージ(Designed by Mitsubishi Jisho Design)

 三菱地所(株)と三菱地所・サイモン(株)は27日、「御殿場プレミアム・アウトレット」(静岡県御殿場市)にeVTOL(空飛ぶクルマ)の離着陸場「御殿場プレミアム・アウトレット バーティポート」が竣工したと発表。国土交通省の定める空飛ぶクルマのバーティポート整備指針を踏まえ整備したもので、東日本では初のバーティポート。

 空飛ぶクルマの活用は、都市部での渋滞解消、交通インフラが不十分な地域での移動手段、災害時の利用といった社会課題解決に加え、移動時間の短縮といった利便性向上、観光利用など特別な体験価値の提供といったように幅広い展開が期待されており、国内外の多くの企業が開発を進めている。
 三菱地所は、空飛ぶクルマが将来利活用されるようになることを見据え、「御殿場プレミアム・アウトレット」と「酒々井プレミアム・アウトレット」(千葉県印旛郡)での遊覧事業、都心部のビル屋上を活用したヘリコプターでの実証実験など、実現に向けた取り組みを重ねてきた。

 今回整備したバーティポートは、空飛ぶクルマの離着陸面と、トレーラーハウスを活用した旅客施設と運行管理施設を完備している。なお、将来的には周辺エリアにおける空飛ぶクルマを活用した運行サービスや遊覧のハブ機能を担うことを計画している。

 今秋以降に、空飛ぶクルマ実機によるデモフライトを予定する。


最新刊のお知らせ

2025年6月号

本業に意外な効果!?不動産事業者のサイドビジネス ご購読はこちら