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大和ハ、木造の商業・事業施設でBIM対応を開始

 大和ハウス工業(株)は29日、木造で建築する商業施設と事業施設などの設計業務においても、6月2日よりBIM対応を本格的に開始すると発表した。

 同社は、2017年4月からBIMの推進を開始。20年には、鉄骨造の商業施設や事業施設などの設計業務においてBIM対応を完了させるなど、建設DXの実現に向けたデジタル基盤を整備している。

 木造建築の設計には、同社が開発したBIMの設計・施工における支援ツールと、応用技術(株)のBIMソフトウェアの拡張ツールを連携。同社がこれまで蓄積してきたBIMデータに、応用技術の持つ木造建築向けの設計プロセスを組み合わせることにより、木造建築の詳細設計や情報管理を効率化し、設計者が従来よりも短時間で高精度な設計を行なえる環境を構築する。

 また、木造建築をBIM対応させることで、建物の構造材や壁、屋根、窓、ドアなどの部材のほか、さまざまな図面や数量表の作成のためのテンプレートを標準化し、建物設計の効率化を図る。施工シミュレーションに対応するほか、省エネ効果等の試算を行なうこともできる。

木造建築対応のBIM設計環境イメージ


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