(一社)プレハブ建築協会は30日、如水会館(東京都千代田区)で通常総会を開き、2024年度決算を議決・承認し、同年度事業活動について報告した。また、一部理事の退任に伴う理事の選任も行なった。
総会後に開いた記者会見では、同協会会長の仲井嘉浩氏らが市場動向や今後の事業活動について説明。仲井氏は、25年度の事業計画の柱として(1)最終年度を迎えた「住生活向上推進プラン2025」の確実な推進、(2)災害対策、(3)ストック対策の3点を掲げた。
(1)では、良質な住宅の供給促進を図ることでプラン達成に向け取り組むと共に、25年度中の次期プラン策定を目指す。また(3)については、性能の低い住宅ストックの除却や性能向上リフォームを推進。「将来、資産として承継できる住宅を増やしていく。改修を行なった住宅が既存流通時に再評価されることが非常に重要。そのためには住宅版の『車検』のような制度も考えていかなくてはならないのではないか」(仲井氏)などと話した。