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武蔵小杉のツインタワマン、来場1,100組超

「ザ・パークハウス 武蔵小杉タワーズ」完成予想模型(手前がサウス、奥がノース)
モデルルーム

 三菱地所レジデンス(株)、東京建物(株)、東急(株)、東急不動産(株)が開発を進めている分譲マンション「ザ・パークハウス 武蔵小杉タワーズ」(川崎市中原区、総戸数1,438戸)が、8月の販売開始に向け順調に集客を積み上げている。2024年9月からのエントリー数は1万2,000件を突破。25年4月26日のモデルルームオープンからの来場者は1,100件を超えた。

 同物件は、総開発面積2haに及ぶ日本医科大学武蔵小杉キャンパスの跡地の再開発プロジェクトの一つ。JR南武線「武蔵小杉」駅から徒歩3~4分、東急東横線・目黒線「武蔵小杉」駅から徒歩4~6分、東急東横線・目黒線「新丸子」駅から徒歩5~6分に立地。
 建物は免震構造、鉄筋コンクリート造地上50階建て地下1階建ての2棟(サウス・ノース)で構成。ZEH-M Oriented仕様で、建物の高さは約175m。外観デザインは隈 研吾氏が担当。

 建物3階には、それぞれに、コンフォートラウンジ、コワーキングスペース、ゲストルームなどの共用施設を設置。低層の商業エリアは、サウスにはスーパーとスポーツジムが、ノースにはクリニック、ドラッグストア等が入居する予定。

 住戸は全114タイプ、1LDK~4LDK、専有面積約44~136平方メートル(サウス)多様なプランを用意。最高天井高約3,000mm、設計変更の対応も可能な「エグゼクティブ」(50階)、最高天井高2,750mm、一部設計変更対応可能な「デラックス」(44~49階)、オプション対応により仕様のグレードアップ可能な「セミデラックス」(33~43階の一部タイプ)、最高天井高約2,600mmの「スーペリア」の4グレードで展開する。全戸専用トランクルーム・宅配ロッカー、シーザートーンキッチン天板、食洗器、ディスポーザー、ミストサウナなどが標準。エクゼクティブプランは全館空調(エアロテック)が標準。一部住戸は、自動洗浄機能付きバスとなる。

 販売は、駅に近いサウス(竣工27年9月)より開始する予定。ノース(竣工28年5月)は、26年2月の販売開始予定。サウスの販売予定価格は、70平方メートル台の3LDKで1億円台~1億8,000万円台。坪単価は600万円を上回る見込み。来場者の3割が地元中原区在住だが、都内タワーマンションとの併行検討者など、都内在住者が5割に達している。武蔵小杉エリアの既存マンションからの住み替え検討者も多く、属性もファミリー、DINKS、シニアと多様だという。

建設地


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