(株)ザイマックス不動産総合研究所は4日、2025年5月の「オフィス空室マンスリーレポート」を発表した。調査対象は、東京23区内の延床面積300坪以上のオフィスビル。
同月の東京23区のオフィス空室率は2.20%(前月比0.06ポイント低下)。賃貸面積のうちの募集面積の割合を示す募集面積率は3.31%(同0.06ポイント低下)だった。
エリア別の空室率は、都心5区が1.85%(同0.10ポイント低下)、周辺18区が3.28%(同0.03ポイント上昇)。募集面積率は、都心5区が2.92%(同0.13ポイント低下)、周辺18区が4.55%(同0.19ポイント上昇)となった。
都心5区では、空室率が高い順に、中央区2.51%(同0.06ポイント低下)、港区2.34%(同0.20ポイント低下)、新宿区1.56%(同0.16ポイント低下)、渋谷区1.44%(同0.01ポイント上昇)、千代田区1.06%(同0.01ポイント上昇)。
規模別の空室率は、大規模ビル(延床面積5,000坪以上)が2.16%(同0.03ポイント上昇)、中小規模ビル(延床面積300坪以上5,000坪未満)が2.25%(同0.17ポイント低下)。募集面積率は、大規模ビルが3.26%(同0.01ポイント低下)、中小規模ビルが3.38%(同0.11ポイント低下)となった。
空室面積は19万9,000坪(同8,000坪減)。空室増減量は、増加が3万1,000坪(同1万6,000坪減)、減少が3万9,000坪(同2万坪減)と、減少が増加を上回った。