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豪州の大規模複合施設に出資/小田急電鉄

「180 George Street」外観

 小田急電鉄(株)は2日、オーストラリアの大規模複合施設の共同投資に参画すると発表した。

 現地法人の小田急オーストラリアを通じて、シドニーで最も高い地上263mのプレミアムグレードオフィスビル「180 George Street」(ニューサウスウエールズ州)に出資。オフィス保有ファンドの出資持分を取得し、5月30日より運用を開始した。

 同ファンドは、三菱地所グループのMEC Global Partners Asia社(シンガポール)が、同グループの三菱地所アジア社が保有する同オフィス持分の一部を譲り受け組成したもの。

 取得した運用資産は、2022年竣工、地上53階地下2階建て。敷地面積5,150平方メートル。貸付有効面積は全体で6万1,978平方メートル(オフィスが5万9,982平方メートル、商業が1,996平方メートル)。IT関連などグローバル企業が多数入居。低層階には商業施設や広場を備えている。
 高層オフィスビルの立ち並ぶ中心区域に立地。鉄道、ライトレール、フェリーの主要駅にも近く、交通利便性にも優れている。周辺にはオペラハウス、ハーバーブリッジ、ザ・ロックスなどの観光名所や美術館等の文化施設が集積。隣接地では開発プロジェクトが進行しており、今後も人流増加が見込まれている。


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