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ロンドンの複合ビルを取得/ダイビル

オフィスビル「Capital Huose」外観イメージ

 ダイビル(株)9日、英国・ロンドンのオフィス商業の複合ビル「Capital House」を取得したと発表した。

 英国現地法人Daibiru UK Limitedを通じて、同ビルの100%持分を英国大手不動産運用会社Barings Asset Management運用下のファンドから取得した。同社にとって英国初進出案件で、取得額は約320億円。MOL(EUROPE AFRICA)LTD.など、ロンドンを拠点とする商船三井グループ企業が本物件への移転を予定している。

 ロンドン・シティの中心部「Bank」駅徒歩1分に立地。同駅は主要な地下鉄3路線が接続するなど交通利便性が高く、また、多くの世界的な金融機関が同駅周辺に拠点を構えている。

 敷地面積は約1,970平方メートル。建物は地上9階地下2階建てで、貸床面積は約1万1,300平方メートル。2003年の竣工で、21年から実施している大規模な改修工事により環境性能が向上し、英国で重視される環境認証である「EPS」でBランクを取得予定。また「BREEAM」でExcellentを取得している。

 同社は中長期経営計画において、海外事業戦略を3本柱の一つに位置付けており、その重点施策の一つとして「新規投資国への投資」を掲げている。英国は同社にとって5ヵ国目の海外進出先となり、今後も英国を含む海外投資に積極的に取り組んでいくとしている。


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