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三井H、火熱遮断壁を使用し木造校舎を増築

「桜の聖母学院 中学校」新校舎外観イメージ

 三井ホーム(株)は10日、学校法人コングレガシオン・ド・ノートルダムが運営する「桜の聖母学院 中学校」(福島県福島市)の木造校舎増築工事を着工したと発表した。

 2022年の建築基準法の改正で可能となった「火熱遮断壁等を使用した耐火鉄筋コンクリート造の建物への木造増築」を実施する。建築面積(増築)は943.76平方メートル、延床面積(同)は1,466.13平方メートル。

 耐火鉄筋コンクリート造の既存校舎を生かした上で、準耐火木造校舎を増築する。交流ホール等については木部を現しで施工するため、木造軸組工法(SE構法)を採用した。また、柱や梁の燃えしろ設計(火災時の木造の表面炭化を前提に安全性を確保する手法。使用する木材を太くする)を、同社では初めて実施。一部内装材(床や壁の一部)と家具(下足箱、交流ホールベンチ)には福島県産の木材を活用する。

 竣工は26年1月で、同年4月より校舎として使用する予定。

エントランス・下足箱イメージ


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