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日本GLP、大阪市住之江区で冷凍冷蔵倉庫

「GLP 南港II」外観イメージ

 日本GLP(株)は10日、全館冷凍・冷蔵マルチテナント型物流施設「GLP 南港II」(大阪市住之江区)の着工を発表した。

 阪神高速4号湾岸線「南港北」ICから約4.9km。主要高速4路線がアクセス可能な距離にあり、兵庫・京都・奈良をはじめとした関西エリアへの配送に優れる。また、南港ポートタウン線(ニュートラム)「トレードセンター前」駅徒歩約13分と雇用の確保にも適した立地。敷地面積約7,000平方メートル。建物は、鉄骨造地上5階建て、延床面積約2万1,000平方メートル。

 最大2テナントが入居可能。2~4階を冷凍庫エリアとし、有効天井高は6.0m、床荷重は1平方メートル当たり2.0tを確保。働きやすい就労環境を提供するため、2~4階の各階に採暖室、5階にはリフレッシュスペースを設ける。

 1階の荷捌きエリアには断熱材を標準装備し、冷凍・冷蔵設備の後付けにも対応可能に。低温庫には-25度の冷蔵庫を増設できる床防熱対応、冷却設備スペース、将来用除湿器スペースなども確保する。

 災害への対応として、キュービクルや冷却設備を高潮の際に想定される高さ以上の場所に設置。乗用エレベーター・垂直搬送機の巻き上げ機や制御盤は上階に配置し、浸水や液状化現象に対応する。また、非常用発電機も設置する。

 高効率型自然冷媒冷凍機の採用、太陽光発電設備の設置、全館LEDの整備などを計画しており、CASBEE Aランク以上を取得予定。

 竣工は2026年12月の予定。


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