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首都圏既存M、成約単価は61ヵ月連続で前年比プラス

 (公財)東日本不動産流通機構は10日、2025年5月の首都圏不動産流通市場動向を公表した。

 首都圏中古(既存)マンション成約件数は3,841件(前年同月比35.0%増)と前年同月比で7ヵ月連続の増加。都県別では東京都が2,127件(同38.5%増)、埼玉県445件(同35.3%増)、千葉県371件(同12.4%増)、神奈川県898件(同38.2%増)と、すべての地域で前年同月比が2桁増となった。

 1平方メートル当たりの平均成約単価は84万600円(同10.2%上昇)と61ヵ月連続で上昇し、1990年10月の水準を上回った。1戸当たりの平均成約価格は5,311万円(同9.9%)と、7ヵ月連続で上昇。平均専有面積は63.18平方メートル(同0.3%縮小)、平均築年数は26.71年となり、前年前月より2.3年増加した。

 新規の登録件数は1万5,636件(同3.6%増)で、15ヵ月ぶりに増加。在庫件数は4万4,314件(同2.8%減)となり、13ヵ月連続で減少した。

 既存戸建ての成約件数は1,784件(同62.8%増)で、7ヵ月連続で前年同月比増加。都県別では埼玉県、神奈川県で7割越えの増加率を示し、特に神奈川県の横浜・川崎以外のエリアでは97.3%増と、前年同月のほぼ2倍の数値に。成約価格は3,880万円(同0.4%上昇)とほぼ横ばいながら3ヵ月ぶりに上昇した。


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