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管理協、新理事長に三井不RSの世古洋介氏

「これまでの取り組みを継承し、さらに発展させるべく全力で取り組む」と挨拶した世古洋介新理事長
退任の挨拶を行なう高松 茂氏

 (一社)マンション管理業協会は11日、第一ホテル東京(東京都千代田区)で第46回定時総会を開催。2024年度の事業報告および決算、および25年度の事業計画、予算について承認した。
 役員の選任も行ない、新理事長に三井不動産レジデンシャルサービス(株)取締役会長の世古洋介氏を選出した。

 総会終了後に開催された懇親会で、前理事長の高松 茂氏が退任の挨拶に立ち、「協会に携わった9年間を振り返り、印象に残っているのがマンション管理適正評価制度の制定、長寿命化促進税制の開始、管理事業者による管理方式の実現。マンションの長寿命化につながるこうした流れをつくることができたのは、皆さまのご支援、ご協力があってのこと。感謝している」と謝意を述べた。
 続いて、新理事長に就任した世古氏が登壇し、「高松前理事長がマンション管理業の成長・発展のために進めてきたさまざまな取り組みを継承し、さらに発展させるべく全力で取り組む」と力強く抱負を述べた。

 続いて、24年度末時点でのマンション管理適正評価に係る登録推進に尽力した会員社の表彰が行なわれ、管理受託している管理組合の10%以上の登録に尽力した19社を表彰。31.8%の登録を行なった遠鉄アシスト(株)に表彰状とトロフィが授与された。

 25年度は、マンション管理適正評価制度の社会的定着に向け、さらなる登録推進への取り組み、登録推進体制の強化、登録情報の活用などを進める。またマンション管理の現場に即した政策提言や要望、関連施策の推進などを計画している。

世古理事長から遠鉄アシスト(株)の米田典弘社長に表彰状が授与された


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