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東京都心5区オフィス空室率、3ヵ月連続低下

 三鬼商事(株)は12日、2025年5月の全国主要都市のオフィスビル最新市況を発表した。

 同月の東京ビジネス地区(都心5区:千代田、中央、港、新宿、渋谷)の平均空室率は3.56%(前月比0.17ポイント低下)。縮小や統合による大型解約があった一方、竣工1年未満のビルに大型成約が見られたことや既存ビルでも建て替えに伴う成約が進んだことから、東京ビジネス地区全体の空室面積は約1万5,000坪減少した。
 新築ビルの空室率は22.96%(同3.30ポイント低下)、既存ビルは3.20%(同0.07ポイント低下)。1坪当たりの平均賃料は2万776円(同21円上昇)と、16ヵ月連続の上昇となった。

 大阪ビジネス地区の平均空室率は3.83%(同0.13ポイント上昇)で、6ヵ月ぶりに上昇した。館内増床などによる成約が見られたものの、新築ビル1棟が空室を残して竣工した他、大型空室の募集開始や縮小に伴う解約の動きがあったため、空室面積が約3,200坪増加した。
 新築ビルの空室率は26.82%(同2.19ポイント上昇)、既存ビルは3.23%(同0.03ポイント低下)。1坪当たりの平均賃料は1万2,333円(同52円上昇)だった。


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