日本GLP(株)は16日、冷凍・冷蔵物流施設「GLP市川II」と「III」(共に千葉県市川市)の開発プロジェクトを始動した。
両施設は、首都高速湾岸線「千鳥町」ICに至近、東京の中心部まで直線距離15km圏内に位置。動物検疫の検査を受けられる立地に所在する希少性も特徴となる。
「II」は、総合地所(株)と(株)長谷工コーポレーションが共同開発し、竣工後に日本GLPが取得する。敷地面積約6,700平方メートルで、建物は耐震鉄骨造BOX型地上4階建て。延床面積は約1万3,600平方メートル。冷凍庫エリアの一部天井高を7.0m確保するほか、大型車8台等分の接車バースを設置するなど、保管量やカスタマーの効率性を高める。竣工は2025年9月の予定。南日本運輸倉庫(株)が1棟全体を専用施設として賃貸する。
「III」はJA三井リース建物(株)が開発、日本GLPが企画を担当し、竣工後に取得する。敷地面積約6,200平方メートル。建物は耐震鉄骨造BOX型で、地上4階建て。延床面積は1万2,800平方メートル。2~4階は天井高を6.0m確保したほか、1階は冷凍・冷蔵の温度帯切り替えを可能にした。竣工は26年10月。物流サービス会社の三友通商(株)が1棟全体を専用施設として利用する。
両施設とも災害対応や再エネの活用などを実施。「II」はCASBEE認証を、「III」はCASBEE認証とBELS認証を取得する予定。