(株)キュラーズ(東京都品川区、代表取締役:スティーブ・スポーン氏)はこのほど、「2025年トランクルーム市場調査」結果を発表した。トランクルーム(屋内・屋外)サービスを運営する全国の主要事業者を対象に調査を実施。調査期間は25年1~3月。
トランクルームの市場規模は、調査を開始した08年以来16年連続で拡大。850億円に到達したことが分かった。都市部を中心に居住スペースは縮小傾向で、収納スペース不足が課題となっていることから、今後も堅調な成⾧が見込まれ、27年には1,037億円と1,000億円を超える市場に成⾧すると予測した。
全国のトランクルームは、24年度には1万4,860店舗を突破。全国のファミリーレストランの1万25店舗を超える規模にまで拡大した。また、トランクルーム延べ室数は統計史上最多となる62万6,418室を記録。日常的な存在として都市部を中心に生活インフラの一部となりつつあることが明らかになった。
東京近郊(埼玉県、千葉県、横浜市、川崎市、厚木市)のトランクルーム店舗数は約3,500店と、統計を開始した08年の約1,100店から3倍以上の増加。これらの地域では、居住スペースの縮小とともに、トランクルームの需要が高まっていることが示唆された。