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築10年以上の戸建て在住者、76%が「定期点検していない」

 シロアリ駆除サービスを提供する(株)セスコ(東京都足立区、代表取締役:新島清志氏)は18日、「戸建て住宅における点検実施状況とシロアリ対策」に関する調査結果を発表した。築10年以上の戸建ての持ち家に住む30~60歳代の男女を対象に、インターネット調査を実施。調査期間は2025年5月28・29日。調査人数は330人。

 「住宅の定期的な点検(外壁や床下、設備など)を行なっているか」については、「行なっていない」が76.7%で最も多くなり、4分の3以上が定期点検をしていないことが明らかになった。次いで「2~3年に1回程度何らかの点検を行なっている」が16.4%、「年に1回程度何らかの点検を行なっている」4.2%が続いた。

 定期点検している内容については、1位が「外壁や屋根の劣化」47.3%、2位が「害虫や害獣の確認」22.1%、3位が「床下や基礎部分の状態」21.5%だった。

 住居のシロアリ対策をしている人を対象に「実施しているシロアリ対策」について尋ねると、最も多かったのは「専門業者による点検・防除」(57.3%)で約6割にのぼった。2位は同率(16.9%)で「自身によるシロアリ予防剤の塗布や噴霧」と「自身による被害の兆候確認」だった。

 シロアリ対策を行なっていない人を対象に、「業者選びで重視すること」について尋ねると、「費用の明瞭さや事前の丁寧な見積もり」が61.4%で1位となった。2位は「保証の充実度」42.3%、3位は「有資格者による施工・点検対応」37.3%となった。


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