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ポラス、流山でコンセプトの異なる3街区の分譲住宅

第1街区「楽家」モデルハウス外観。各住戸ごとに植栽を配している
第2街区「TOKI-TO-KI」モデルハウス外観。落ち着きのある素材を採用したIoT住宅
「TOKI-TO-KI」モデルハウス内観。プラスアルファの空間として、階段の途中や下には、仕事や遊び場などに使えるスペースを設置

 ポラスグループのポラスガーデンヒルズ(株)は20日、分譲住宅「SHIN TOKI ヴィレッジ 流山おおたかの森」(千葉県流山市、総戸数48戸)を報道陣に公開した。

 東武アーバンパークライン「豊四季」駅徒歩10分、同線・つくばエクスプレス「流山おおたかの森」駅徒歩22分に立地。開発用地は個人所有の山林だった。開発地には公園を設置するほか、分譲地道路に緑を配すなど緑化を推進することで、流山市のグリーンチェーン認定を目指す。同社が開発した隣接する分譲住宅「楽家 RAKUYA 流山おおたかの森」(総戸数18戸、2023年1月に分譲し完売)との一体開発となり、総開発面積は9,992平方メートル。
 建物は木造2階建て。間取りは2LDK~5LDK。土地面積135.46~160.88平方メートル。建物面積91.7~108.47平方メートル。

 3つの街区を設け、それぞれにコンセプトを設定した点が特徴。第1街区「楽家」(16戸)は、シンプルライフ研究家のマキ氏が提案する心地良い暮らしを、住空間デザインに盛り込んだ。動線がスムーズになるよう、リビングや主寝室のドアは引き戸を採用。キッチン用品が収納できるパントリーや、雑多になりがちな充電器をまとめておける場所などを設けている。モデルハウスでは、広いウッドデッキとリビングがつながる空間や、ウェルカムテラスを設置し、土間・リビングとつながる空間のあるプランなどを提案。販売価格帯は5,590万~6,690万円。

 第2街区「TOKI-TO-KI」(23戸)は、デザイン性の高い深い軒や落ち着きのある素材を設えた住宅が連ねた。吹き抜けをはじめ、小上がり空間やスキップフロアを設けて、キッチンから見通しが効くプランを採用する。またスマートホームシステムを導入し、スマートフォンの専用アプリで、エアコンや照明、ブラインドやシャッターなどを一括操作できるようにした。モデルハウスは、プラスアルファの空間として、階段下やスキップフロアに仕事や遊び場、収納などに使える空間を設けたプランを提案する。販売価格帯は4,990万~6,890万円。

 第3街区「デザイナーズ」(9戸)は、社内コンペで選ばれた設計担当者が各棟を手掛けた。プライベート感を高めたプランや、動線を極力効率化して玄関から各所へのアクセスを確立したプランなどを提案。モデルハウスは、三方を外壁で囲んだ中庭やストリップ階段を設けたスタイリッシュなプランや、白を基調にして洗面台を2つ設けたラグジュアリーホテルのようなプランを用意。販売価格帯は6,590万~6,890万円。

 住戸は全戸ZEH水準。敷地面積135平方メートル以上で、駐車場2台分が標準仕様。可視光型光触媒で有害物質を分解する効果のある床材や、ガスと電気で温めるハイブリッド給湯器も標準で採用する。

 25年3月14日にモデルハウスがオープンし、これまでの問い合わせは209件、来場者数は132件。3分の1が流山市在住者で、30~40歳のファミリー層が多かった。「楽家」は(販売戸数16戸)、3月14日より販売を開始し、14戸が成約済み。「TOKI-TO-KI」(同12戸)は、6月9日より販売を開始し、9戸が成約済み。「デザイナーズ」(同9戸)は、6月6日より販売を開始し、2戸が成約済みとなった。成約者は、一部上場の大手企業に勤務する人が多く、平均世帯年収は780万円。「流山おおたかの森」駅が徒歩圏内にあることや土地の広さなどが、顧客から好評だったという。引き渡し予定は25年7月下旬から。

第3街区「デザイナーズ」モデルハウス外観。土地の高低差を生かし、プライベート空間を高めたプランを提案する
「デザイナーズ」モデルハウス内観。白を基調にしたプラン。寝室やリビング、洗面所などがつながり、回遊することができる
分譲地内には近隣住民も利用できる公園を整備している


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