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賃貸マンション家賃、東京23区シングル向きが10万円台

 不動産情報サービスのアットホーム(株)は24日、同社の不動産情報ネットワークにおける「全国主要都市の『賃貸マンション・アパート』募集家賃動向」(2025年5月)を発表した。入居者が1ヵ月に支払う「賃料+管理費・共益費等」を「家賃」と定義。首都圏(東京23区、東京都下、神奈川県、埼玉県、千葉県)、札幌市、仙台市、名古屋市、京都市、大阪市、神戸市、広島市、福岡市の全13エリアを調査している。

 賃貸マンションの面積帯別の平均募集家賃前年同月比上昇率トップは、30平方メートル以下(シングル向き)が千葉県(前年同月比8.8%上昇、平均家賃7万879円)、30~50平方メートル(カップル向き)が東京23区(同9.9%上昇、同16万4,818円)、50~70平方メートル(ファミリー向き)も東京23区(同8.8%上昇、同24万800円)、70平方メートル超(大型ファミリー向き)は東京都下(同7.8%上昇、同19万5,611円)となった。

 東京23区・東京都下・埼玉県・千葉県・福岡市の5エリアが全面積帯で前年同月を上回った。また、カップル向きが、神戸市・広島市を除く11エリアで前年同月を上回り、中でも神奈川県・埼玉県・千葉県・仙台市・大阪市・福岡市の6エリアは、15年1月以降の最高値を更新。東京23区のシングル向きは12ヵ月連続で15年1月以降最高値を更新し、平均募集賃料は10万円の大台に乗った。

 賃貸アパートは、シングル向きが福岡市(同7.1%上昇、同4万5,308円)、カップル向きが東京23区(同7.0%上昇、同11万5,745円)、ファミリー向きが京都市(同13.7%上昇、同11万3,641円)。

 カップル向きが仙台市を除く12エリアで前年同月を上回り、中でも東京23区・埼玉県・千葉県・京都市・大阪市・神戸市の6エリアは15年1月以降最高値を更新した。


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