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三井H、エヌ・シー・エヌと提携。SE構法の活用可に

「桜の聖母学院 中学校新校舎」

 三井ホーム(株)は1日、(株)エヌ・シー・エヌと販売提携をしたと発表。これにより同社はSE構法の活用が可能となった。

 SE構法は、エヌ・シー・エヌが開発した構法。柱や梁を互いに剛に接合することで、強固な躯体を作るというラーメン構法を木造軸組み工法に取り入れることで、耐震性に優れ、かつ自由度の高い空間の設計を可能とする。また、燃えしろ設計により柱や梁を現しにできる他、耐火建築物とすることもできる。

 三井ホームは、創業以来、ツーバイフォー工法を中心に建築物の木造化に取り組んできた。多様な建築物の木造化に対応するため、SE構法を活用することとした。

 5月には、同社では初めてSE構法を活用して設計した学校法人コングレガシオン・ド・ノートルダムが運営する「桜の聖母学院」中学校の新たな校舎増築を着工。7月には阪急阪神不動産(株)と相鉄不動産(株)を事業主とする分譲マンション「ジオ荻窪」(東京都杉並区)のエントランス棟の木構造工事を施工する予定。


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