(株)ザイマックス不動産総合研究所は3日、2025年6月の「オフィス空室マンスリーレポート」を発表した。調査対象は、東京23区内の延床面積300坪以上のオフィスビル。
同月の東京23区のオフィス空室率は2.15%(前月比0.05ポイント低下)。賃貸面積のうちの募集面積の割合を示す募集面積率は3.28%(同0.03ポイント低下)だった。
エリア別の空室率は、都心5区が1.79%(同0.06ポイント低下)、周辺18区が3.27%(同0.01ポイント低下)。募集面積率は、都心5区が2.89%(同0.03ポイント低下)、周辺18区が4.51%(同0.04ポイント低下)となった。
都心5区では、空室率が高い順に、中央区2.60%(同0.09ポイント上昇)、港区2.20%(同0.14ポイント低下)、新宿区1.45%(同0.11ポイント低下)、渋谷区1.44%(同変動なし)、千代田区0.97%(同0.09ポイント低下)。
規模別の空室率は、大規模ビル(延床面積5,000坪以上)が2.01%(同0.15ポイント低下)、中小規模ビル(延床面積300坪以上5,000坪未満)が2.31%(同0.06ポイント上昇)。募集面積率は、大規模ビルが3.18%(同0.08ポイント低下)、中小規模ビルが3.40%(同0.02ポイント上昇)となった。
空室面積は19万4,000坪(同5,000坪減)。空室増減量は、増加が3万坪(同1,000坪減)、減少が3万5,000坪(同4,000坪減)と、減少が増加を上回った。