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ベトナム北部で新たに5棟の物流施設を建設/阪急阪神不他

「セムコープ ロジスティクスパーク(ディンブー)」外観(イメージパース)

 阪急阪神不動産(株)と(株)シーアールイーは4日、ベトナム北部のディンブー工業団地内において物流倉庫開発プロジェクト「セムコープ ロジスティクスパーク(ディンブー)」(ハイフォン市)の建設に着手したと発表した。

 両社はシンガポールのSembcorp Development Ltd.(セムコープ デベロップメント社)と共同でSembcorp Infra Services Pte. Ltd.(セムコープ インフラ サービス社)に出資しベトナム国内で物流倉庫の開発・運営を手掛けており、今回のプロジェクトはその一環。稼働中の倉庫1棟を含む物流倉庫用地を取得し、新たに5棟の倉庫を建設する。

 開発地であるディンブー工業団地は、ベトナム北部最大の港湾都市であるハイフォン市に位置。首都ハノイ市とは主要幹線道路でつながっているため、広域物流拠点としての優位性を持つ。また、同団地は再生可能エネルギーの導入やプラスチック廃棄物の再利用といった環境配慮についても評価されている。

 敷地面積は約15万平方メートル。建物は既存1棟を含む計6棟すべて地上1階建て、総賃貸面積は約9万平方メートル(新設倉庫約8万平方メートル、既存倉庫約1万平方メートル)。

 2025年6月に着工済み。26年冬ごろに竣工予定。


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