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ロボットによるマンション向けポーターサービス

 三井不動産レジデンシャル(株)、三菱地所レジデンス(株)、川崎重工業(株)、大成建設(株)は7日、マンション向けポーターサービス「FORRO PORTER(フォーロ・ポーター)」の稼働を開始したと発表した。

 「FORRO PORTER」は、屋内配送用サービスロボット「FORRO」がマンションのエントランスと住戸の間を自動で走行し、居住者の帰宅時や外出時に、荷物を代わりに運ぶポーターサービス。分譲マンション「三田ガーデンヒルズ」(東京都港区、総戸数1,002戸)において、3月より同サービスを試験導入していたが、このたび本格稼働を開始した。

 居住者が帰宅した際には、マンションまで持ち帰った荷物をエントランスでロボットに託し、住戸前で荷物を受け取ることが可能。外出時には室内からアプリを用いて、住戸前にロボットを呼び寄せて荷物を預け、エントランスまで搬送させることができる。跳ね上げ式荷棚・最大積載重量30kgの荷室で、普段の買い物から旅行時のキャリーバッグ(国内線航空機の機内持ち込みサイズ程度)まで対応。配送のためにロボットが走行するルートの合計距離は約6.6km。

 マンション全体では、計4台のロボットがポーターサービスに従事しており、人的サービスの業務負担軽減・業務効率化に寄与。試験導入から約3ヵ月におけるリピート利用率は50%以上、ポーターサービス利用のうち20%以上がロボットによる配送となっている。

「三田ガーデンヒルズ」内を走行する「FORRO」


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