不動産情報サービスのアットホーム(株)は7日、「学区情報に関する調査」結果を発表した。
アットホームに加盟する全国の不動産会社831社および消費者234名を対象にインターネットによるアンケート調査を実施。調査期間は、不動産会社が4月22~30日、消費者が同月10~17日。
接客の際、ファミリー・夫婦世帯から小学校や中学校の学区情報について質問を受けたことがあるかと不動産会社に聞いたところ、「受けたことがある」が84.4%となった。「受けたことがある」と回答した不動産会社に、ファミリーや夫婦世帯のうち、どのくらいの人が学区について質問するかを尋ねたところ、「5~10割」と回答した人の合計は39.7%だった。
接客や物件調査等の不動産業務において、小学校や中学校の学区情報を調べたことがあるかどうかを聞いたところ「調べたことがある」が93.9%に。ほとんどの不動産会社が学区情報を調べた経験があった。
また、学区を重視しているファミリー・夫婦世帯が物件を探すタイミングについて不動産会社に聞いたところ、「入学の1年前まで」が29.9%と最多。次いで「入学の6ヵ月前まで」が18.9%と、約半数が1年前~6ヵ月前の間に物件を探していることが分かった。
さらに、接客の際に学校選択制の制度を案内したことがあるかを聞いたところ「案内したことがある」が46.1%となった。どのように案内したのかについては、「学区内に希望の物件が見当たらず困っている際、学区外からでも選択できる制度があることを伝えた」といった回答がみられた。