(株)帝国データバンクは8日、2025年上半期および同年6月の全国企業倒産件数集計を発表した。
同期の企業倒産件数は5,003件(前年同期比2.4%増)。上半期では3年連続で増加し、12年ぶりに5,000件を超えた。負債総額は6,776億8,700万円(同0.5%減)と、3年連続で前年同期を下回った。
業種別では、主要7業種のうち4業種で倒産件数が増加。不動産業は153件(同14.2%増)と2桁増だが、全体構成比では3.1%。ただし、負債総額は577億4,400万円(同64.9%増)と大幅に増加している。
一方、6月の企業倒産件数は869件(前年同月比7.7%増)で、2ヵ月ぶりに前年を上回り、6月としては過去10年間で最多となった。負債総額は985億5,800万円(同8.7%減)で、2ヵ月連続で前年を下回った。
業種別では、主要7業種中4業種で倒産件数が増えた。不動産業は22件(同18.5%減)、負債総額は12億円(同72.7%減)。