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首都圏住宅地価、20四半期連続で上昇

 野村不動産ソリューションズ(株)は11日、2025年7月1日時点の首都圏「住宅地価INDEX」の調査結果を発表した。四半期ごとに実施している定点調査で、調査地点数は169ヵ所。

 00年1月を100とした、25年7月1日時点の住宅地価INDEXは、首都圏が116.4(前回調査比プラス0.5%)となり、20年第4四半期から20期連続で上昇した。

 エリア別では、東京都区部が159.6(同1.2%上昇)と20四半期連続でプラスとなり、特に品川区等で大幅な上昇が見られた。東京都下は111.9(同プラス0.3%)と4四半期連続でプラスとなったものの、値上がり地点の減少に伴い上昇率は縮小した。神奈川県は101.5(同プラス0.4%)と6四半期連続で上昇、埼玉県は121.3(同プラス0.6%)と2四半期連続で上昇、千葉県は95.8(同プラス0.2%)と横ばいから上昇に転じた。

 関西圏の変動率はプラス0.5%で、23年第3四半期から8四半期連続の上昇。エリア別の変動率は、大阪市内が11四半期連続でプラス、北摂は3四半期連続でプラス、京阪・南大阪は横ばい、阪神間は12四半期連続でプラス、京都府は4四半期連続でプラスとなった。大阪府では値上がり地点が前回の9地点から5地点に減少。前期と比較して上昇率が縮小した。また、兵庫県と京都府についても価格の上昇傾向が弱まっていた。


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