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東急不、西宮に再開発タワーマンション

「ブランズタワー西宮」外観イメージ

 東急不動産(株)は15日、再開発タワーマンションプロジェクト「ブランズタワー西宮」(兵庫県西宮市、総戸数377戸)のモデルルームを、8月16日にオープンすると発表した。

 同社が参加組合員として参画する「JR西宮駅南西地区市街地再開発事業」(兵庫県西宮市)の一環。計画地は、JR「西宮」駅前で、地区面積は約1.5ha。2018年にA街区(卸売市場地区)・B街区(沿道施設地区)・C街区(複合施設地区)の3街区で構成する同事業の都市計画が決定した。19年に「JR西宮駅南西地区市街地再開発組合」が設立。現在は地区計画に基づき容積率の移転が行なわれているC街区において、広場空間を含めた複合施設の整備が進んでいる。

 「ブランズタワー西宮」は鉄筋コンクリート造地上35階建て。敷地面積は約6,071平方メートル、延床面積約4万5,397平方メートル。低層部は沿道施設、住宅棟、店舗駐車場棟がつながるデザインとする。敷地内は歩行者専用通路とした歩車分離設計とし、敷地内商業施設、南側広場、北側広場と一体感のあるにぎわいの空間を創出する。

 「ZEH Oriented」 および「低炭素建築物認定」を取得。また、緑視率の確保や太陽光パネル、駐車場EV/PHV充電器を設置などを通じ、環境に配慮している。15・16階のオーナーズラウンジ・オーナーズビューテラスは2層吹抜け空間とし、自然のぬくもりを体現した共用空間とする。

 専有部分は、角住戸にコーナーサッシを採用し、柱による圧迫感を低減。また、リビング・ダイニングは約257~300cmの天井高を確保するとともに、サッシ高も約200~240cmとし、開放感と明るさをもたらす仕様とした。全戸二重床・二重天井設計を採用。防音性・遮音性の向上や将来的な設備の交換・リフォームが容易となる。

 竣工および引渡しは27年7月の予定。


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