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上半期近畿圏マンション、1平方メートル単価が最高値

 (株)不動産経済研究所は17日、2025年上半期(1~6月)および6月度の近畿圏新築分譲マンション市場動向を発表した。

 上半期の発売戸数は7,063戸(前年同期比10.2%増)となった。地域別では、大阪市部2,400戸(同20.1%増)、大阪府下1,485戸(同25.4%減)、神戸市部575戸(同7.5%増)、兵庫県下955戸(同87.3%増)、京都市部1,327戸(同43.9%増)、京都府下34戸(同66.7%減)、奈良県89戸(同48.3%増)、滋賀県198戸(同7.0%増)、和歌山県0戸だった。

 契約率は77.1%(同3.0ポイント上昇)と2年連続の70%台となった。1戸当たりの平均価格は5,158万円(同11.3%下落)。1平方メートル当たりの平均単価は96万円(同1.9%上昇)と、1973年の調査開始以来、最高値を5年連続で更新している。

 即日完売物件は208戸で、発売戸数の2.9%。下半期は約8,400戸、年間では約1万5,500戸の発売を見込む。

 6月の発売戸数は822戸(同20.2%減)と、6ヵ月ぶりに前年同月を下回った。契約率は76.5%(同1.2ポイント上昇)。1戸当たりの平均価格は5,205万円(同7.5%下落)、1平方メートル当たりの平均単価は94万円(同13.0%下落)と、いずれも4ヵ月ぶりの下落となった。

 即日完売物件は、大阪府堺市の「シャルマンフジパーク&リンクスEST」2期14 戸(平均1.4倍、最高3倍)など3物件25戸。

 6月末時点の販売在庫数は2,548戸で、前月末比で73戸減少した。7月の販売戸数は1,100戸程度を見込む。


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