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管理協の苦情相談受付件数、4年ぶりに増加

 (一社)マンション管理業協会は22日、2024年度の苦情相談受付状況を発表した。

 同年度の相談件数は6,729件(前年度比7.7%増)と、増加に転じた。相談者別では、会員管理会社が3,728件(全体の55.4%)、非会員管理会社が513件(同7.6%)、管理組合役員1,022件(同15.2%)、居住者1,102件(同16.4%)、その他(マンション購入予定者、不動産仲介業者等)368件(同5.4%)。会員・非会員を合わせた管理会社からの相談が全体の63%、管理組合役員・居住者からの相談が31.6%を占めた。

 相談内容は、管理組合関係が4,311件(同52.3%)で最多に。次いで管理会社関係が1,598件(同19.4%)、法令関係1,199件(同14.5%)となった。傾向に大きな変化はなかったが、管理会社関係の相談比率がやや増加し、法令関係の割合が減少した。

 相談項目別では、管理規約・細則が2,480件(同30.1%)で最多だった。以下、その他(管理組合その他、維持管理・大規模修繕、その他法令等)が2,162件(同26.2%)、マンション管理適正化法が1,021件(同12.4%)と続いた。


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