(一社)全国空き家相談士協会は22日、第11回定時社員総会を開催。2024年度事業報告・決算報告、25年度事業計画案・収支予算案などを承認した。
24年度は、独自資格である「空き家相談士」の認定講座をハイブリッド・オンラインで11回開催。前年度を54名上回る254名が受講した。受講者の約9割が「空き家相談士」として登録を行なった。協会発足から24年度末までの累計登録者は、2,045名と2,000名を超えた。期末正会員数は前期末より1名減って57名、賛助会員は5名増えて25名となった。また、空き家相談士の資質向上に向けた「空き家塾」を4回開催。相談士向け情報誌を毎月発行した。
25年度は、会員100名達成に向け正会員5名・賛助会員15名の増員を図る。空き家相談士の認定講習・通信教育、リモート講習の受講者450名を目指し、早期に登録者2,500名超えを実現する方針。
また、同協会と同資格の認知度向上に向け、ホームページ、SNS等での広報活動や、YouTube「空き家相談士チャンネル」を展開する。アットホームの「全国空き家・空き地バンク」へコンテンツ掲載と、希望する空き家相談士の紹介を実施。東京本部や各地方支部で無料相談会を行なう。なお、協会が設立満10年を迎えたことから、12月8日に記念式典を開催する。
総会冒頭挨拶した林 直清会長は「協会設立から10年が経過し、空き家相談士登録者数は累計で約2,100名となった。昨年は全国空き家相談士政治連盟も発足させた。今後も会員と空き家相談士の増強に加え、空き家塾や月刊誌での情報提供を通じ、相談士の質の向上も図っていきたい」などと抱負を述べた。