イタンジ(株)は23日、コーポレートロゴ、サービスロゴ、各種サービス名称を含む同社ブランドの全体リニューアルを実施したと発表した。
同社はこれまで、物件確認システム「ぶっかくん」や賃貸申込受付のシステム「申込受付くん」など、個々の業務単位で商品開発を行なってきた。その商品体系ごとに、リアルタイムの不動産業者間サイト「ITANDI BB」、業務支援サービス「ITANDI 賃貸管理」「ITANDI 賃貸仲介」「ITANDI 売買 PropoCloud」、不動産データサービス「ITANDI 不動産データ」の5つのサービスにまとめた。
プラットフォームの「ITANDI BB」を中心に、事業の中核となる賃貸管理・賃貸仲介・売買それぞれの業務支援SaaSサービスを提供。従来の「ぶっかくん」や「内見予約くん」といったSaaS商品は「ITANDI 賃貸管理」の「物確システム」「内見システム」としてリニューアル。今後は、不動産データサービスを中心として工事・施工やライフライン、引っ越しなど周辺領域へのサービス拡大を目指す。
現在、不動産データサービスの開発を進めているという。同社代表取締役社長執行役員CEOの永嶋章弘氏は「当社には、10秒に1度の内見予約、全国で発生する賃貸申し込みの約4割と想定される年間100万件のデータがある。これらを分析し、データサービスとして提供するだけではなく、『ITANDI BB』のプラットフォーム強化につなげていきたい」と語った。