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「函館」駅隣接地にトレーラーハウス型無人宿泊施設

「JRモバイルイン函館」設置イメージ

 北海道ジェイ・アール都市開発(株)とミサワホーム(株)は23日、トレーラーハウス型無人宿泊施設「JRモバイルイン函館」(北海道函館市、客室数5室)の開業を2026年1月に予定していると発表した。

 「JRモバイルイン」は、移動可能なコンテナ躯体を用いて駅沿線の狭小地でも出店を可能に。また、タブレット端末を介した遠隔地からの無人受付という特徴を持ち、自由でリーズナブルな宿泊を提供している。19年12月にJR「琴似」駅沿線に1号店「JRモバイルイン札幌琴似」を開業。24年3月には千歳市に2号店を、25年5月には富良野市に3号店を開業している。

 25年8月以降順次、ミサワホーム製のトレーラーハウス「MISAWA UNIT MOBILITY『MOVE CORE』」をJR「函館」駅隣接地に設置。2台1組の構成で10台計5室の客室を提供する。客室面積は25.84平方メートル。室内には寝室、2段ベッドを配したリビングルーム、シャワールーム、トイレを完備。室外に設けられたウッドテラスからは、同駅に停車する列車や転車台を間近に見ることができる。構造は、高い断熱性と遮音性を持つ木質パネル接着工法を採用。

 両社は、同施設を通じて函館の来街者に特別な宿泊体験を提供するとともに、駅を中心とした新たな人の流れを生み出し、地域経済の活性化に貢献するとしている。


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