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積水化学、蓄電池標準搭載の賃貸住宅パッケージ

 積水化学工業(株)住宅カンパニーは24日、入居者向け蓄電池を標準搭載した賃貸住宅パッケージ「HEIM MAISON(ハイムメゾン)-T」を28日に発売すると発表した。

 地価や建築費の高騰を背景とした住宅価格の上昇に伴い、戸建ての着工数が減少する一方、子育て世帯の賃貸志向が強まっていると言われる。国も2050年カーボンニュートラルの達成に向けてGX志向型住宅を賃貸住宅向けにも設定し、供給を促している。

 今回発売したハイムメゾンTは、太陽光発電システムとHEMSに加え、蓄電池も標準搭載。間取りタイプに合わせて蓄電容量4.9kWhと9.9kWhの2タイプを選択できる。断熱等性能等級6を満たせば、GX志向型住宅や低層ZEH-Mにも対応する。2LDKの住戸で太陽光発電3.0kW、蓄電池4.9kWh、HEMSを装備した場合には、年間光熱費を約6万円削減できる。災害時には、HEMSの気象警報連動制御機能により停電時に備えて自動的に蓄電池への充電を開始するなど、建物構造躯体の剛強性と合わせて在宅避難を可能とする。

 同社が販売するすべての賃貸住宅商品で対応可能だという。


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