(株)ティーケーピー(TKP)は25日、複合型リゾート施設「SHONIN PARK(ショウニンパーク)」(大分県別府市)を24日に開業したと発表した。
同市のPark-PFI事業である「上人ヶ浜公園整備運営事業」において、同社が事業者として整備・運営する。同施設は、JR日豊本線「別府大学」駅徒歩3分、「別府」ICより車で15分に立地。体験型宿泊施設「ISHINOYA 別府」(客室数23室)、砂湯を備えた温浴施設「Sand SPA」、地元食材を生かしたグリル料理を提供するレストラン「Grill Takka(グリルタッカ)」、地元特産品やグルメを楽しめるショップエリアで構成。面積は4万2,200平方メートル。
「ISHINOYA 別府」はコンテナを活用。全客室オーシャンビューで、離れ形式のコテージタイプとして設計。すべての客室で源泉かけ流し温泉を利用できるほか、一部客室には専用の露天風呂を備えている。部屋タイプはスタンダードキング8室(26.96平方メートル)、露天風呂付きプレミアムツイン3室(61.23平方メートル)など全7タイプ。
「Sand SPA」は、別府湾を一望できるロケーションでの温浴体験を提供。最大48人まで利用できる砂湯、源泉かけ流しの大浴場、バーカウンターを設置している。「Grill Takka」は、宿泊客に限らず誰でも利用が可能。半個室を含む店内40席、テラス46席を備える。ショップエリアには、大分グルメをはじめとした多様な飲食店や、別府の工芸品・土産を取りそろえたショップを展開している。
同社の公表資料によると、同社代表取締役社長の河野貴輝氏は開業披露式典で「『SHONIN PARK』はTKPが培ってきた再生ノウハウを生かし、地方創生に本格的に取り組む第一歩となるもの。観光客にも地元の皆さまにも、長く親しまれる場所となるよう、今後も地域と共に育てていきたい」などとコメントした。