野村不動産（株）と（株）竹中工務店は28日、共同で推進する「（仮称）福岡天神センタービル建替計画」（福岡市中央区）が、福岡市より「グリーンボーナス」第1号認定を受けたと発表した。
「グリーンボーナス」とは、福岡市が進める「グリーンビル促進事業」のうち、都心中心部において、緑化や環境に配慮したビル計画に対して容積率緩和のインセンティブを付与する制度。
同計画は、福岡市営地下鉄「天神」駅徒歩1分に立地。敷地面積約4,863平方メートル。鉄骨造・鉄骨鉄筋コンクリート造・鉄筋コンクリート造地上21階地下3階建て、延床面積約6万9,000平方メートル。オフィス、商業施設、駐車場等で構成する。
計画では、敷地内の広場空間や、壁面・テラスの緑化等により、建物全体を緑あふれる魅力的な空間に整備する。また、セットバックによるゆとりある歩行者道路、地域に開かれた地上・地下広場、南北方向の通路を設置する。
同市が推進するアートのまちづくり事業「Fukuoka Art Next」に貢献するパブリックアートの設置や、まちに憩いや安らぎが感じられる空間を創出する「都心の森1万本プロジェクト」等を実施し、天神地区の国際競争力向上に貢献する。
2023年9月より従前ビル解体を開始。25年12月に着工、竣工は28年度の予定。