東急(株)は30日、ベトナム国ドンナイ省の大規模都市開発プロジェクト「IZUMI CITY (イズミシティ)」に参画すると発表した。
同社は、現地ディベロッパーの「NAM LONG INVESTMENT CORPORATION」(ナムロン社)と阪急阪神不動産(株)の3社と共同でプロジェクトを推進する。
計画地のドンナイ省は、ベトナム国最大級の都市であるホーチミン市に隣接し、約440万人の人口を擁する都市。インフラ整備の進捗や工業団地の発展により、さらなる経済発展と人口増加が見込まれている。
同プロジェクトでは、ドンナイ川沿いの約170haのエリアに、低層分譲住宅(総戸数約2,900戸)を中心に、商業施設、学校、公園などの生活利便施設の整備を行なう計画。
2021年にナムロン社と阪急阪神不動産が同プロジェクトを始動し、23年末に第1期低層住宅(総戸数275戸)が竣工した。
第1期低層住宅は、分譲住宅(総戸数251戸)と店舗付分譲住宅(同24戸)で構成。鉄筋コンクリート造地上3階建て。敷地面積約120~160平方メートル。建物面積約180~260平方メートル。最多面積帯は200平方メートル。共用施設はクラブハウス、プレイグラウンド、セキュリティゲートなど。
今後は、3社でまちづくりの知見・ノウハウを結集。ベトナム人ファミリーのニーズを満たす住宅と生活利便施設を融合させ、住民同士のコミュニティが育むサステナブルなまちへの成長を目指していく。
25年内に第2期低層住宅(総戸数約500戸)を着工し、販売を開始する予定。