不動産ニュースと不動産業務のためのサポートサイト

販管費増などで減益/大和ハ26年3月期1Q

 大和ハウス工業(株)は6日、2026年3月期第1四半期決算(連結)を発表した。

 当期(25年4月1日~6月30日)は売上高1兆2,921億4,400万円(前年同期比0.4%増)、営業利益1,181億1,600万円(同3.1%減)、経常利益1,119億3,900万円(同6.2%減)、当期純利益762億3,900万円(同16.6%減)。売上高は前年同期並みを確保したものの、従業員の給与改定などを行なったため減益となった。

 戸建住宅事業の売上高は2,355億7,400万円(同3.8%増)、営業利益71億6,200万円(同14.1%減)となった。国内住宅事業では請負・分譲共に売上戸数を減少させたが、ZEH率98%などの付加価値路線が奏功し増収。海外住宅事業は事業拡大を進めており、受注が計画を上回る水準となっている。

 賃貸住宅事業は売上高3,492億6,600万円(同12.1%増)、営業利益380億7,600万円(同33.8%増)。建築・管理・リフォームの連携強化によって大幅な増収増益となった。四半期末の管理戸数は70万5,980戸(同2.6%増)、入居率は96.2%(同0.4ポイント改善)。

 マンション事業は売上高649億200万円(同5.1%増)、営業利益35億1,000万円(同56.3%減)。前期に高採算プロジェクトの引き渡しがあった反動減で大幅な減益だったものの、国内新規販売物件の売れ行きは順調だという。大和ライフネクスト(株)を中心としたマンション管理戸数はグループで41万戸を超えた。

 このほか、商業施設事業は売上高2,891億9,500万円(同9.5%増)、営業利益354億8,300万円(同18.5%減)。事業施設事業は売上高3,449億6,400万円(同3.6%減)、営業利益479億4,800万円(同1.5%増)。環境エネルギー事業は売上高279億6,800万円(同2.2%増)、営業利益43億7,700万円(同22.2%増)となった。

 通期業績に関しては、売上高5兆6,000億円、営業利益4,700億円、経常利益4,300億円、当期純利益2,730億円を見込む。


最新刊のお知らせ

2025年9月号

アクティブシニアの最新住宅ニーズ! ご購読はこちら