(株)長谷工コーポレーションは7日、2026年3月期第1四半期決算(連結)を発表した。
当期(25年4月1日~6月30日)は、売上高2,859億600万円(前年同期比0.4%増)、営業利益204億5,300万円(同54.2%増)、経常利益191億6,300万円(同23.7%増)、当期純利益126億3,300万円(同16.5%増)。売上高はほぼ横ばいだったが、完成工事総利益率の改善および利益率の高い不動産売却案件があったことにより、営業利益・経常利益・当期純利益のいずれも2桁増の増収増益となった。
建設関連事業では、分譲マンションの新築工事について、首都圏で200戸以上の大規模物件5件を含む9件を受注。近畿圏・東海圏でも大規模物件2件を含む4件を受注した。完成工事については、賃貸マンション等3件を含む19件を竣工している。セグメントの売上高は2,267億円(同1.8%増)、営業利益は154億円(同33.4%増)。
不動産関連事業は、収益不動産の売却は減少したが、利益率の高い案件があったこと等により、売上高は504億円(同0.5%増)、営業利益は62億円(同34.0%増)だった。
管理運営事業については、分譲マンション管理・賃貸マンション運営管理の管理戸数が増加。賃貸管理の受託を目的とするマンションの開発・売却案件もあり、売上高377億円(同12.9%増)、営業利益18億円(同94.5%増)を計上。
通期では、売上高1兆2,300億円、営業利益920億円、経常利益850億円、当期純利益550億円を見込む。