シービーアールイー(株)は7日、国内主要店舗(路面店舗)の市場動向に関するレポート「リテールマーケットビュー 2025年第2四半期」を公表した。
平均賃料は、調査した10エリア中4エリアが前期より上昇、6エリアは横ばい。賃料水準がコロナ禍前を上回ったエリアは、銀座、表参道・原宿、渋谷、心斎橋、京都、神戸、天神の7エリアで、前回調査と同じだった。表参道・原宿、渋谷、心斎橋、神戸の4エリアでは、平均賃料が調査開始以来の最高値を更新した。
東京・銀座の平均賃料は1坪当たり28万2,000円(前期比変動なし)と、調査開始以来の最高値を維持した。プライム賃料は45万円(同変動なし)。空室率は0.0%(同変動なし)と、空室がない状況が続いている。
大阪・心斎橋はプライムエリアでバック、セカンダリーエリアでアパレル等が出店を決めた。平均賃料は同26万6,000円(同3.1%上昇)で、調査開始以来の最高値を更新した。プライム賃料は38万円(同変動なし)、空室率は0.0%(同変動なし)。
名古屋・栄の平均賃料は同7万3,000円(同変動なし)、プライム賃料は11万円(同変動なし)、空室率は0.0%(同変動なし)と、いずれも変動がなかった。
福岡・天神の平均賃料は同6万6,000円(同変動なし)、プライム賃料は11万円(同変動なし)。空室率は4.9%(同0.1%上昇)と、小幅ながら上昇した。