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4.7mの天井高が決め手に/ボルテックス「渋谷」

「VORT渋谷east」外観

 (株)ボルテックスは12日、オフィスビル「VORT渋谷east」(東京都渋谷区)を報道陣に公開した。1~4階にゴルフ用品販売メーカーのキャロウェイゴルフ(株)が入居。1階に同社の「パフォーマンスセンター」が18日にオープンする。

 同物件は、東京メトロ半蔵門線他「渋谷」駅徒歩6分に立地。敷地面積約317平方メートル、鉄骨造6階建て、延床面積約1,149平方メートルの中規模ビル。カナダの投資会社が開発したものを同社が取得。「VORT」仕様にアレンジしたもの。屋上にはラウンジを設置。2023年3月築。

 同一テナントがフロア分割ではなく、同じビルの4フロアを賃借するケースは「VORT」ではなく、またオフィスや飲食店、クリニック等ではないサービス・販売業の入居も珍しい。キャロウェイゴルフは、1階(約148平方メートル)が天井高約4.7mと高く、ゴルフシミュレーターが無理なく設置できることを評価。本社や直営店と近く販売連携が取れることから入居を決めた。2階(約175平方メートル)は製品開発拠点、3・4階はオフィスとして使用する。

 同社4拠点目の「フィッテングセンター」では、ゴルフシミュレーターと弾道測定機器を用い、専門のフィッターによる完全オーダーメイドのゴルフクラブの製作を完全予約制で提供する。パター専用のフィッティングゾーンや工房も設置している。

 同ビルは現在、6フロア中5フロアの入居が決定。リーシングとともに、各フロアを「区分所有オフィス」として販売していく。

「キャロウェイパフォーマンスセンター」のシミュレーター。このクラスのビルでは珍しい4.7m以上ある天井高でシミュレーターを無理なく設置できることから入居を決めた


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