(株)And Doホールディングスは12日、2026年6月期から30年6月期を計画期間とする中期経営計画の策定を発表した。
前中期経営計画においてフランチャイズ(FC)事業、ハウス・リースバック事業、金融事業、不動産売買事業を成長強化事業に位置付けて経営資源を集中投下してきた。順調に業務が拡大していたものの、最終年度は当初計画を下回る結果に。それを受け、新中計では成長性・収益性の高い事業に資源を集中するなどして事業ポートフォリオを再構築。安定的かつ高いキャッシュフローの創出を目指す。
具体的には、FC事業と金融事業、不動産売買事業を3本柱として注力事業に位置付けて集中的に強化。FC事業では都市部を中心に広告費・人材を投下し、新規加盟店の開発や既存加盟店のフォローを充実させる。また、不動産売買事業に関しては既存住宅買取再販に人員を投入して利益率・回転率の向上を図る。なお、ハウス・リースバック事業と不動産流通事業は縮小。不動産流通事業に関しては不動産販売事業に集約する。リフォーム事業に関しては外部に事業売却するための交渉を開始した。
最終年度の数値目標は、売上高8,000億円(25年6月期予想比23.6%増)、経常利益800億円(同171.8%増)、当期純利益530億円(同126.4%増)、経常利益率10%など。