大和ハウス工業(株)は18日、同社の九州工場(福岡県鞍手郡鞍手町)で系統用蓄電所事業の実証実験を開始した。
テニスコート跡地約800平方メートルに、蓄電所「DREAMStorage Battery(ドリームストレージバッテリー)福岡鞍手系統用蓄電所」を建設する。18日に着工した。12月に系統用蓄電池4台(出力1.9MW、蓄電容量9.8MWh)を設置。電力会社の工事を経て、2026年7月頃より稼働させる。
稼働後は、九州エリアの電力系統に接続し、電力市場などを通じて、電力エリア内の電力余剰時には充電を行ない、不足時には放電することで、電力需要の安定化を図る。
建設から運用まで一気通貫した事業運営の検証を通じ、同社が展開している発電所の設計施工、発電、売電に加えて蓄電池ビジネスにも参入することで、顧客に新しいエネルギーソリューションを提供する計画。