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夏場の入居中トラブル、「害虫・害獣の発生」が最多/日管協

 (公財)日本賃貸住宅管理協会は19日、賃貸住宅入居者を対象にした夏場に起こりやすい「入居中トラブル」実態調査の結果を発表した。

 調査対象は、現在賃貸住宅(賃貸マンション・アパート・一戸建て)に住む全国の20歳~69歳の男女。7月15~23日にインターネットでアンケートした。

 大家や入居者・管理会社から同協会に入る問い合わせのうち、入居中トラブルにあたる件数は24年8月が最多。7月・9月も相対的に件数が多いことから、夏場は入居中トラブルが増える傾向にある。

 「入居中トラブル」について発生した時期ごとに調査したところ、夏に発生した入居中トラブルで最も多かったのは「害虫・害獣の発生」で361件だった。次いで「不快なにおいの発生」(同193件)、「水回りのトラブル」(同192件)と続いた。年間ランキングより順位が上昇しているものとしては「不快なにおいの発生」(年間ランキングより3ランク上昇)、「エアコンの故障・不調」(同152件、同4ランク上昇)となった。

 「入居中トラブルの対処方法」では、「管理会社・管理人・大家に相談・対応したもらった」が42.5%を占めた。次いで「特に何もしていない」(36.3%)「自分・同居の家族で対処した(修理・清掃・グッズ購入など)」(26.4%)となった。「引っ越しをした」という回答も2.5%あった。


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