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三菱地所、台湾南部の住宅開発事業に参画

「郡都大成」プロジェクト外観イメージ

 三菱地所(株)は22日、住宅開発事業「郡都大成(ジュンドゥーダーチェン)」プロジェクト(台湾・高雄市、総戸数215戸)に参画すると発表した。

 同プロジェクトは、現地の住宅ディベロッパーの郡都グループが推進するもの。三菱地所グループはこれまで、台湾で分譲マンション4件を開発。いずれも台北を中心とした台湾北部であり、今回、高雄を中心とした台湾南部にも事業エリアを拡大することで、新たな事業機会の創出を図るとともに台湾におけるプレゼンス向上を目指す。

 「高雄」駅まで車で約10分、現在計画中のMRT(地下鉄)新駅まで徒歩10分に立地。周辺には飲食店がそろい、複数の百貨店や市場、夜市も徒歩圏内と、生活利便性に優れる。敷地面積1,225平方メートル。建物は、鉄筋コンクリート造地上23階地下5階建て。分譲住宅215戸と分譲店舗4区画で構成する。販売面積は2万1,620平方メートル。

 住戸の間取りは2LDK・3LDK、面積は79~115平方メートル(持分共有部面積込み)。共働き世帯および医師や大手企業のエンジニアなどアッパー層を主なターゲットに設計。大理石を用いた内装デザインにより、落ち着きのある上質な空間を提供。高層階の一部住戸はオーシャンビューとする。また、共有部にはジムや娯楽室を設ける。

 総事業費は約30億NTD(約150億円、NTD=5円換算)。着工は8月末、竣工は2029年の予定。


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