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「不動産テックカオスマップ」最新版を公表

「不動産テックカオスマップ(第11版)」
クラウドファンディングのみを抜き出した「不動産クラウドファンディングカオスマップ」

 (一社)不動産テック協会は22日、東京・神田明神ホールで行なわれた「次世代住宅シンポジウム2025夏」(主催:日経BP総合研究所、日経アーキテクチュア)において、最新の「不動産テックカオスマップ(第11版)」を公表した。8月時点での状況をまとめたもの。

 今回掲載したのは528サービスで、第10版(2024年8月公表)よりも29サービス増加した。カテゴリ別で最も多かったのは「業務支援(前工程)」の93サービス(前回比19.23%増)。次いで「業務支援(後工程)」80サービス(同1.23%減)、「クラウドファンディング」78サービス(同3.70%減)となった。「生成AI」については13サービス(同116.67%増)と急増した。また、今回から新カテゴリとして集計している「建設テック」は23サービスだった。

 シンポジウムの席上で、カオスマップについて説明した同協会代表理事の巻口成憲氏は、「昨年は、業務支援や生成AIに加えてスペースシェアリングなどのサービスが増加しており、クラウドファンディングについて入れ替わりが激しい状況が継続している。生成AIについては汎用的なものではなく、不動産業に特化したサービスでの活用が登場しており、今後さらに増加していくと考えられる」などと話した。


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